技術情報

GW-010

ネットワークによる駆動制御システムデータ管理

ドライブシステムは、駆動制御システムのデータを高速で自動転送・保存することができる専用のIoT機器を開発しました。データ収集のタイミングは任意で設定可能であり、また、問題発生時の前後のデータのみ収集することも可能なため、問題の原因追究・早期解決にお役立ていただけます。

  • 駆動制御
  • データロギング
  • IoT
  • 効率化
  • 省力化
  • 品質管理
  • データ管理

高速データロガーユニット「GW-010」

機器接続イメージ

「GW-010」は制御コントローラ内のデータを高速にロギングし、ローカルパソコンもしくはクラウド上に自動転送します。装置側PLCと組み合わせることで、制御コントローラ内のデータとPLC内のデータを同時系列で紐づけして保存可能です(※1)。収集したデータはcsv形式ファイルで保存されるため、お客様の方で自由に加工・解析可能であり、情報共有にも便利です。

データ収集パターン

データ収集のトリガーを任意で設定できるので、問題発生時のデータ解析に役立ちます。トリガーは、例えば張力変動が閾値を超えた場合、運転開始時、加減速の開始、非常停止、スプライスの開始などを設定できます(※2)。

データ収集項目

制御コントローラ側のデータは張力、ライン速度、モータトルク、ダンサー位置や見当誤差など合わせて最大64点収集可能です。装置PLC側のデータは機械速度や版胴周長、ヒータ温度や圧力など合わせて最大256点のデータが収集可能です。

見当誤差データの収集も可能!

印刷機においては、版胴1周ごと(1枚ごと)の見当誤差データを巻き替えごとにロット情報とともに収集するように設定することも可能です(※3)。印刷ズレのポイントはもちろん、基準値以内であったとしても品質の良し悪しの傾向を把握することができます。

(※1)オプション機能です。収集可能な項目について、事前に装置メーカー様との協議が必要です。
(※2)PLCからの信号をデータ収集のトリガーに設定することはできません。
(※3)設定には制御コントローラ側のソフトウェアパッケージの変更が必要です。