昨今のRoll-to-Roll 搬送装置における生産においては、完成品の小型化・軽量化による「基材の薄膜化」、Printed Electronics(PE)の生産方式確立に向けた「印刷や塗工の高精細化」、モノマテリアル包装などの「新素材の生産や加工」といった課題があります。
ドライブシステムでは、このような課題に対応するために、更なる搬送の高精度化技術を開発・提供しております。
- 駆動制御
- エアアクチュエータ
- ダンサ
- 高精度化
- 高応答性
- 安定搬送
- 低張力
- 摩擦除去
昨今のRoll-to-Roll 搬送装置における生産においては、完成品の小型化・軽量化による「基材の薄膜化」、Printed Electronics(PE)の生産方式確立に向けた「印刷や塗工の高精細化」、モノマテリアル包装などの「新素材の生産や加工」といった課題があります。
ドライブシステムでは、このような課題に対応するために、更なる搬送の高精度化技術を開発・提供しております。
✔ ダンサ機構改善による機械的な影響・摩擦の最小化 ✔ 張力変動の大幅な抑制
✔ 低張力搬送の実現 ✔ 高速搬送時の安定搬送の実現
など
<低張力・低速>
例えば二次電池の高容量化に向けたセパレータの薄膜化や、電子部品の高性能化に伴う薄膜素材の生産においては、基材を低張力もしくは低速で搬送しなければ、基材切れが発生する可能性があります。一方である程度の張力を与えなければ巻取時にシワが発生し、品質の劣化に繋がります。
<一定張力・高応答>
RFIDやフレキシブルOLED、有機薄膜太陽光電池など、Printed Electronicsの技術は多くの製品で実用化されています。このような製品の生産には高精度な印刷や塗工技術が必要であり、駆動制御においては精密で安定した一定張力搬送と、張力変動への高応答性が求められます。
<摩擦の除去>
近年、モノマテリアルによる環境対応型包装が需要を高めておりますが、このような新素材による包装材などの生産においては、例えば基材にかかる摩擦抵抗を極限まで抑えるなど、これまでと異なる課題への対応が必要な場合があります。
Roll-to-Roll 搬送装置の張力制御における重要な機構の一つとしてダンサが挙げられます。ダンサは電空変換器などを用いてエアシリンダに一定の推力を与えることで基材に一定の張力を与え、張力の安定化に大いに貢献します。一方で従来のダンサには「自重による慣性」、「可動部の摩擦抵抗(摺動抵抗)」、「制御の応答性と精度」といった課題があります。
ドライブシステムでは、これらの課題への対策を施した新たなダンサユニットを開発しました。独自技術である高精度エアアクチュエータを採用し、駆動制御システム「System MXⅡ」と組み合わせることで、次世代製品の生産に貢献する、更なる高精度搬送を実現します。